ワーママ しろくまっこ の日常

日常の些細なコトが気になる一男一女のアラサーワーママ。

産むなら総合病院VS個人病院?!どちらも経験した私の感想

こんにちは、しろくまっこです。

 

妊娠が発覚し、胎嚢が確認できるまで、心拍が確認できるまで…たくさんの喜び・不安がありますが、妊娠9週目頃には早くも考えないといけないこと、そう!産院選びです。

総合病院の方が何かあったとき安全?でも、巷で話題のコース料理が出るようなシャレオツクリニックも捨てがたい…

なかなかこの2択は同じ尺度では計れないんですよねぇ。

 

私は、1人目の長男を3年前に総合病院で、

2人目の長女を今年個人クリニックで出産しました。

 

 今日は、一人目と二人目の病院をそれぞれ選んだ理由と、実際に妊婦検診や出産、入院生活の中で感じた特色を独断と偏見でご紹介。

 

もし、産院選びで迷っている方がいれば、(地域やその産院によってもちろん特色があるので一概にはいえませんが)参考にしていただければ幸いです^^!

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1人目の時に総合病院を選んだ理由

 

3年前に長男を出産する2年ほど前から、生理不順やPMS、ホルモンバランスの影響によるうつ症状に悩まされ産婦人科を転々としていた私。

やっとたどり着いた、漢方も処方してくれる小さな産婦人科。不妊の可能性も心配だったので色々検査をしてもらったり、タイミングを診てもらっているときに長男の妊娠が判明しました。

先生も、とても優しくゆったりとしたペースで話をしてくれて、焦る気持ちが和らぐ癒し系のおじいちゃん先生でした。

 てっきり、どこで産むにしてもその産婦人科で引き続き受診⇒予定日近くなったら産院に移るもんだと思ってました。

その時、初めて知ったセミオープンシステムという制度。

 

セミオープンシステムを利用するなら、お産は総合病院一択!

 セミオープンシステムとは、妊婦健診は自宅や職場の近くの通いやすい診療所で行い、出産は高度な設備をもつ総合病院で行うというものです。

 

そのシステムを十分理解していなかった私は、胎嚢が確認できた妊娠9週頃、先生から今後の流れについて説明があったときのこと。

 

先生「次回までに、産みたい病院を決めてきてくださいね。病院によっては早々に予約が埋まってしまうこともあるから」

 

「Bクリニックが良いと思っているんですが…引っ越し先の家からも近くて通いやすいので…」

そこは、オシャレな個人クリニック。ゆくゆくは、2人目を出産した今の家の近所のクリニックです。

 

先生「あ~そうなると、次回からの診察もそっちのクリニックに移ってもらうことになるんだよねぇ…」

 

「え?!そうなんですか…」

 

先生「うちで34週まで診察できるのは、総合病院のここか、ここか…」

 

私の住んでいる地域では総合病院は3か所しかありませんでした。そして、現実的に通えるのはA病院1か所のみ。それでも、不妊治療を視野に入れてお世話になったこの病院にもう少し通いたいという気持ちが強く、

 

「じゃあ…A病院にします!」

 

先生「え?!いいの?!…まぁ、この病院は母乳育児にも力を入れていて実績もあるし、おすすめだよ^^でも人気だから、空きがあるかなぁ~ちょっと電話で確認してみるね」

その場で電話の子機で電話をしてくれる先生。なんとも頼りがいがあります。

先生「3月ならまだ空きがあるみたい。予約しておいたから、万が一気が変わったら次回の診察までに言ってね~」

 

妊娠9週で産むところまで予約するなんて思っていなかったので驚きでした。

 

帰ってから、選択肢となる8つほどの病院のホームページをすべて見てみましたが、A病院はすごく評判もよく、出来れば母乳で育てたいという気持ちが強い私にはぴったりだと思い、予約変更することもありませんでした。

あとから妊娠した友達は、みんなA病院を希望したけど12週の時点で予約が満員だったと…あのタイミングで予約をとってくれた先生に感謝。

 

そうして、1人目の産院は、セミオープンシステムを利用しての、総合病院Aに決定しました。

 

 

2人目で個人病院を選んだ理由

第一に、1人目出産後に車で30分ほどの郊外に引っ越したこと。

一人目の時の総合病院は職場からは近いものの、自宅からは一山越えなければ行けないことや、妊活時にお世話になった産婦人科も更に遠かったこともあり、通いやすさを重視。

あとは、何より人生最後のお産(のはず)!

シャレオツ産院でゆったりと産後の身体を癒したい、、という気持ちも。

その個人病院は外観も内装もおしゃれで、料理もカフェ風、産後のオイルマッサージなんかもしてくれるイマドキのレディースクリニックだったのです。

経産婦は初産に比べてお産が軽いという定説もありますが、何かあったときに近くの総合病院との連携もしっかりしていたので2人目は自宅近くの個人病院に決めました。

 

総合病院と個人病院の違い

 ※何かあった時に、高度医療を受けられるなどといった一般的な違いもありますが、ここでは100%主観の両病院の違いについて、なのであしからず。

総合病院の検診は、とにかく混む!!

 総合病院のお産では、36週まではセミオープン元の個人病院で4週に1度の妊婦健診を受けます。ただ、15週~20週の間に一度、「共通診察ノート」を持って産院への妊婦健診にいく決まりらしく、都合の良い時間を看護師さんに聞かれ、はじめて総合病院での診察がありました。

はじめての総合病院。大きな病気をしたことのない私にとって、THE病院!という雰囲気は初めてで若干緊張しました。

総合病院だから当たり前ですが、すごい人の数!

予約したと言っても、一度1階の総合受付で待ち、呼ばれて産婦人科のホールまで移動し受付をして待ち、血圧・体重・採尿を出し待ち…普段の個人病院とは比べ物にならないほどとにかく待ちました。

そして、待った割に診察はものすごいあっさり!先生たちもものすごく忙しそうで、質問できる雰囲気じゃありません(実際はそんなことないんでしょうけど)

そして、診察が終わり、今度は助産師さんとの面談があるということで場所を移動し、待ち。10分ほど体重管理や出産時のこと、出産後のことを質問され、逆に不安なことは質問したり。診察の時には出来なかった質問もしっかり助産師さんが答えてくれて安心しました。

そして、その面談が終わると、会計のためもう一度総合受付に控えカードを出し、待ち。

9時に予約し、終わったのは11時半を過ぎていたと思います。

まぁ、だからこそセミオープンシステムを利用して混雑を緩和するんでしょうけど…仕事を午前休をもらっての受診だったので、毎回これだったらきついなぁと思いました。

 

対して、2人目の個人クリニックはネットで予約・変更が手軽なこともあり会計時の待ち時間もなし。妊娠初期から40週まで、早い時で30分程度、平均45分くらいで診察は終わりました。

また、長男が遊ぶスペースや無料のカフェスペースなんかもあって待ち時間も楽しめたのも大きかった。総合病院はひたすら待ち!でしたから。

これはその病院によってかなり差が出ると思うので、予約前に要チェックです。

 

車で通院するときは、駐車のしやすさも重要

郊外の病院や個人クリニックではあまり問題にならないと思いますが、中心部の病院を考えている人は、事前に交通情報もチェックしておくと安心です。

私の通った総合病院は街の中心部にあったこともあり、専用駐車場はなし。割引の効く契約駐車場も満車。職場から向かうときは歩いて行っていましたが、出産間近のときや実際の出産のときは毎回近くのコインパーキングに停めていました。出費もかさむし、毎回駐車場を探すのが結構ストレスでした。

 対して個人病院はもちろん専用駐車場があり、入口までもすぐでノンストレス。長男を抱えながらだったので身重には良かった…!とつくづく感じていました。

総合病院ではいざ出産のときに先生とはじめましての可能性も

 

私の産んだ総合病院では先生が6名ほどいたので毎回検診の時には違う先生に当たっていました。

友人にその病院を良く知る子がいて、「〇〇先生は対応悪いから、当たらないといいね~」なんて言われていました^^;

産むときには、たまたま何度か診察をしてくれた優しいおじいちゃま先生にあたったのですが…人数が多いのでこればかりは「この先生に当たりたい」と思っても運次第。

でも、カルテやバースプランなどはしっかり連携されていたので、「あれ?」と思うことはまずなかったです。

助産師さんもみなさんベテラン揃いで、診察~出産、入院時までまさしく身を委ねることができたので大満足。

それと比較したからか、個人クリニックの助産師さんは若い方が多くあまり情報も共有されていない印象をもちました。

(私が経産婦・経過も異常がなかったことも大きいと思いますが…)

 

総合病院はプレママ教室が義務教育並み?!

 一人目はプレママ教室が安定期に入ったころから5回ほどあり、父親学級といって夫君も同伴で抱っこの仕方や沐浴の仕方など、まるで中学の保健の授業のようなものも。

経産婦は最後の2回のみの参加でOKだったようですが初産婦はALL強制参加です。

右も左もわからない初産婦の私にはこの手厚さがありがたく、また同じ週数の人たちと話をすることで不安を和らげることもできました。

 産後の入院中も、毎日の様に育児についての教室が開かれ、沐浴も2日目から自分で。産後も当日から母子同室。母乳指導もかなりぎっちり行いました。

これは、総合病院だから、というよりもその総合病院の方針だとは思いますが、とにかく母乳、母乳、母乳!!

母乳が出なかった知人は、かなりこのスパルタっぷりが怖かったらしく、マッサージが出産よりも痛かったというほど(おそろしい…)

授乳サロンというところで助産師さんにマンツーマンで指導されながら毎回授乳するんですが、夜中の授乳のときにここに行くと必ず誰かいるので、「私だけじゃないんだ…!」と心強かった。

中にはなかなかうまく飲んでくれず常連のようになっている人も。

毎回の授乳前と授乳後に体重を計り、何g飲ませたか哺乳表に記入します。

幸い、産んだ初日からジャージャー噴出していた私と飲みっぷりが良かった息子はストレスは感じませんでしたが、そうでなければ結構プレッシャーだったと思います。

何度も言いますが、総合病院が全部そうではないと思うのでこの辺のスタンスは要確認!です。

対して個人クリニックは「受けますか?経産婦さんだから受けませんよね~」くらいのスタンスでした。初産でも院内の案内を見る限り育児相談1回、母乳相談1回のみだったようです。

こちらも母乳推奨でしたが、足りなかったら無理せずミルクをという雰囲気。出産当日は母子別室で母体の回復優先。体重計測も毎回ではなく入院中1回、沐浴も看護師さんたちが毎朝やってくれて(初産の場合は1度沐浴指導があったみたい)入院中はゆったり過ごせました。

 

両者の決定的な違い…それは食事!

 総合病院は、THE!病院食。1食目はまったく味がしなくて驚きましたが退院の時には美味しく感じられたかな。でも見た目も小学校の給食以下でテンションはまったくあがりませんでした。毎回ふりかけをかけて、食事の時間だから食べる、という感じです。

対して個人病院の料理が素晴らしすぎた…

彩りも盛り付けも器やカトラリーもとにかくおしゃれ!

産後2日目の朝、貧血気味で起き上がれなかった私は朝食が運ばれてもなかなか食べる事ができませんでした。気分も産後ハイどころか鬱々。

でも、しばらくしてテーブルの上をみると、なんとも美味しそうな朝食!!

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見ただけで気分があがり、一口食べるとみるみる身体が元気になっていくのがわかりました。食べ終わるころには貧血なこともすっかり忘れるほど、気持ちもパーっと明るくなり、食べる事って、生きることなんだ、大げさですが32年間生きてきてこれほど強く感じた日はありません。

ちなみに、カトラリーがものすごく使い易い&オシャレー!と思い楽天で検索してみると…

 


 

高っっ!!!

・・・生活に余裕ができたら揃えたいと思います(笑)

 それ以降の食事もとにかく美味しく、毎食ご飯の時間が楽しみすぎました。

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これは3日目の昼食。こんなにおしゃれですが味はやさしく、おっぱいも張ることなく過ごせました。

 

個室VS大部屋だったら迷わず個室!!

 一人目の時は個室がいいか大部屋か、なんて聞かれなかったので(きっとバースプランに書くべきだったのかも)、有無を言わず大部屋。

4床タイプでしたが、その時は先客が2人。TVを観るにもイヤフォン必須で夜中も授乳で子どもが起きるたびに他の人も起こさないかヒヤヒヤ。産後の疲れ切った身体で他の人たちと交流を持とうとも全く思わず、一人目だから生まれたばかりの我が子にもうまく話しかけられず。夫君や母親が面会に来てくれても小声で話し、それはそれはひっそりと入院生活を送っていました。

対して個室。これはもう、上の子が面会にくるなら絶対個室!!と言い切れます。

プラス料金が4,000円/日かかりましたが、それを超える満足感。畳の部屋だったので夫君も、子どもも、母親も、面会に来るとくつろぎ、家にいるような感じ。

退院の日はさみしく、一人目もここで過ごしたかった…!とすら思いました。

 

まとめ

 

・4週に1度、32週からは2週間に1度、産前は毎週通う病院。大きくなったお腹でも通えるか、交通アクセスは要チェック!

・母乳で育てたいか、こだわらないのか、病院の考えと自分の考えが近い所だとストレスフリー

・食事は案外重要(個人的に)。

・個室料はケチらず、空いているなら積極的に個室希望を!

 

たかが4,5日、されど4,5日。

極限に体力を使った後の入院生活って、ずーっと記憶に残るものです。

ちなみに、価格の方は一人目が入院期間5日、時間内分娩、その他追加料金なしで128,000円ほど。

2人目が入院期間4日(経産婦は初産よりも-2万だった)、時間内分娩、促進剤+1万、個室料4日で+2万で118,000円ほどでした。

医療的な観点なしで個人的にコスパを考えると個人病院が圧倒的に◎でした。アメニティも全てMARKS&WEBだったし、オイルマッサージ(30分)も付いていたし、退院のお祝い膳の代わりに有名レストランのペア食事券ももらったし、何より食事がカフェ並みに美味しいし(しつこい?)。

 

色々と書きましたが、なんといっても命を預ける産院。過去の実績や働いている人の雰囲気、医療機関との連携をしっかりと調べ、自分や家族が納得のいくところを選ぶのが一番です。

私は幸い、何のトラブルもなく出産ができたので医療行為についての比較はできませんでしたが、それ以外の部分でここまで読んでくれた皆様の何か参考になるものがあれば嬉しいです^^!