ワーママ しろくまっこ の日常

日常の些細なコトが気になる一男一女のアラサーワーママ。

我が子は敏感な子ども・・HSC?息子の特性を知れたら気持ちがグッと楽になれた話

こんにちは、しろくまっこです。

 

我が家の長男2歳8か月は俗にいう「人見知り」。

 

児童館などに遊びに行っても自分よりも小さい子に圧倒され、なかなか楽しめないナイーブな性格です。

そして「神経質だなぁ」と思う局面も多く、食事の時にも手や口の周りが汚れるのが嫌で自分で食べられるようになったのはつい最近。

 

プレ幼稚園プールに通い始めると、明らかに周りの子よりも「空気を読みすぎる」傾向があり、親としてはこれからの集団生活に不安を感じてしまうことも多いのです。

 

仲良くなったママさんにもなかなか心を開いてくれないのでその度に「人見知りで~」「内弁慶で~」などとついつい言い訳?をしてしまうことに私も「これでいいのか?」と自問することが多くなってきました。

 

ほかの子と比べない子育てをしたいのに、ついつい

「どうしてほかの子みたいに挑戦してくれないんだろう」

と思ってしまったり。早生まれだからなおのことです。

 

そんなとき、たまたま違うことで検索していると行きついたあるママブロガーさんの記事。

ikuji.oyasmilk.com

ママにゃ~ごさんという、素敵な子供インテリアやキッズ服、おうち英語について紹介されているブロガーさんです。

 

そこでHSCという5人に一人が持つといわれる子供の特性を初めて知りました。

 

同じように、「神経質」「こだわりが強い」「ナイーブ」などで我が子のことを「ちょっと育てにくいなぁ」と感じている方がいれば、もしかするとそれは生まれながらに持ったその子の特性かもしれません。

 

HSCについては日本ではまだまだ認知が浅く、幼稚園の先生などでも知る人は少ないとのこと。

さきほどのママにゃ~ごさんのブログや、心理カウンセラーの斎藤暁子さんが立ち上げたHSC子育てラボ、実際に4歳のお子さんを育てるあねごんさんのブログなどで詳しく記述されています。

 

私もこれから関連書籍を読んで勉強しようと思っている最中なので、今の時点では息子がHSCであると感じる理由、それに気付けたとき、心がスーッと楽になったお話を。

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5人に一人がHSC?その特徴とは?

HSC(Highly Sensitive Child)とは、生まれながらにして人一倍敏感な子供のこと。

 

決して障害ではなく、心理学的な局面からみられる子供の生まれながらの気質であり、アメリカの心理学者、エレイン・N・アーロン博士によって提唱された概念です。

 

以下、さきほどの子育てラボにてその特徴がまとめられていたので引用させていただきました。(赤字の部分が息子の場合の追記です)

 

【HSC(HSP)の10の特徴】
※個人差があり、当てはまるものや、その強弱は、人によって異なります。また、HSC(HSP)という敏感さと、HSS(High Sensation Seeking=刺激追究型)もしくはHNS(High Novelty Seeking=新奇追究型)という強い好奇心を併せ持っているタイプの子(人)が存在しますが、ここではHSC(HSP)の特徴について記し、HSS・HNSの特徴については触れていません。

①すぐにびっくりするなど、刺激に対して敏感である。HSCの場合、大きな音やまぶしい光にびっくりして泣き出すことがある。そのほか、痛み・かゆみ・肌ざわり・暑さ寒さ・空腹などにも敏感に反応しやすい。
細かいことに気がつく(些細な刺激や情報でも感知する)。かすかな音や臭い、ちょっとした味の違いに気がつく。そのほか、物や配置、人の些細な変化にもよく気がつく。

・私が初めて着る服に対して過敏。「ママ、かわいー!」と必ず言ってくれる(笑)

・味にうるさい。出来立てはおかわりするほど食べるのに、2日目の温め直しは食べてくれない。冷凍ごはんも同じ。だしがきいていると食が進むみたい。

・エアコンのお掃除タイム(風口がしまりウィンウィンいう音)が怖いと言う。ルンバも異常に怖がる。


②過剰に刺激を受けやすく、それに圧倒されると、ふだんの力を発揮することができなかったり、人より早く疲労を感じてしまったりする。
人の集まる場所や騒がしいところが苦手である。
誰かの大声や、誰かが怒鳴る声を耳にしたり、誰かが叱られているシーンを目にしたりするだけでつらい。

・大声で騒ぐほかの子を見ると固まり、凝視

・警察24時のようなCM(怒鳴り声など)が流れると動きを止めて凝視


③目の前の状況をじっくりと観察し、情報を過去の記憶と照らし合わせて安全かどうか確認するなど、情報を徹底的に処理してから行動する。
そのため、行動するのに時間がかかったり、新しいことや初対面の人と関わることを躊躇したり、慣れた環境や状況が変わることを嫌がる傾向にある。
急に予定が変わったときや突発的な出来事に対して混乱してしまいやすい。            新しい刺激や変化を好まないのは、“刺激への馴れが生じにくいこと”の影響も大きい。

・プレ幼稚園やプールのはじめの嫌がり方がすさまじかった

でも、楽しいところと認識すると楽しく通える(いまだにプールは行くまで毎回イヤイヤ、でも入ると楽しそう)


④人の気持ちに寄り添い深く思いやる力や、人の気持ちを読み取る力など『共感する能力』に秀でている。
細かな配慮ができる。

・私が疲れていたり落ち込んでいるときには気付いて心配してくれる。
⑤自分と他人との間を隔てる「境界」が薄いことが多く、他人の影響を受けやすい。
他人のネガティブな気持ちや感情を受けやすい。

・これはまだ感じた事ないかなぁ。TVで人が泣いていると、「悲しいんだねぇ」と言う。
⑥直感力に優れている。
漂っている空気や気配・雰囲気などで、素早くその意味や苦手な空間・人などを感じ取る。
先のことまでわかってしまうことがある。
直観力がある。
物事の本質を見抜く力がある。
物事を深く考える傾向にある。思慮深い。
モラルや秩序を大事にする。正義感が強い。
不公平なことや、強要されることを嫌う。

これはかなり思い当たるところあり。思いつくだけでも、

・買い物している店にちょっと怖い風貌の人が入ってくると「もう帰る!」という。

・はじめて行く病院(皮膚科)の駐車場に停めたとたん、病院とわかったのか「ちゅうしゃ、いやや!」

・病院内のスリッパを一度揃えるように言ったら毎回揃える

・児童館などで「おもちゃは順番こだよ」と教えたら、毎回同じような場面では「じゅんばん、じゅんばん」と必ず言う
⑦内面の世界に意識が向いていて、豊かなイマジネーションを持つ。
想像性・芸術性に優れている。
クリエイティブ(創造的)な仕事に向いている。

1歳半ころからトミカを家のいろんなところに持ち込んでいろんな遊びをしている。絵はまだ線画程度だけど好き。積み木、ブロックも好き。
⑧静かに遊ぶことを好む。
1対1や少人数で話をするのを好む。
自分が交流を深めたい相手を選び、その相手と同じことを共有し、深いところでつながって共感し合えるようなコミュニケーションを好む傾向にある。
大人数の前や中では、力が発揮されにくい。
自分のペースで思索・行動することを好む。
自分のペースでできた方がうまくいく。
やらされたり、観察されたり、管理されたり、評価されたり、急かされたり、競争させられたりすることを嫌う傾向にある。

基本的に自分より小さい子が苦手。一緒に遊んでくれるお姉さんや大人は好き。

急かすと余計ごねる。


⑨自己肯定感が育ちにくい。
外向性を重要視する学校や社会の中で、求められることを苦手に感じることが多く、人と比較したり、うまくいかなかったりした場合に自信を失いやすい。

この辺はまだわからない部分。

プレ幼稚園の出欠のお返事は5回目でやっと声を出して返事ができた。「できたね!」という言葉にはとても喜び、自分の中で反芻してる感じはある。
⑩自分の気質に合わないことに対して、ストレス反応(様々な形での行動や症状としての反応…HSCの場合「落ち着きがなくなる」「固まる」「泣きやすい」「言葉遣いや態度が乱暴になる」「すぐにカッとなる」、「不眠」「発熱」「頭痛」「吐き気」「腹痛」「じんましん」など)が出やすい。
細かいことに気がついたり、些細な刺激にも敏感に反応したり、過剰に刺激や情報を受け止めたりするため、学校や職場での環境や人間関係から強いストレスを感じてしまい、不適応を起こしやすい。
人の些細な言葉や態度に傷つきやすく、小さな出来事でもトラウマとなりやすい。

これもまだわからない部分…でも叱るとわかりやすく凹む。

 

やっぱりおおむね当てはまる…10番目の特徴にドキッとしてしまった。

 

うすうす、「感受性が強い」ことには1歳前から気付いていたのでなるべく急かさず、怒るときは理由をきちんと伝えて、ということに気を付けてきたつもりだけどイライラしていると語気が荒くなってしまうことも。

 

他の子は気にならないようなことでも、過敏に受け取ってしまい、それがストレスやトラウマになってしまう・・・ということですよね。

 

ではHSCの特性が多く当てはまる息子の場合、どんなことに気をつければいいのでしょうか。

 

 HSCの特徴がある子は自己肯定感を高めることが大事

もともと、早生まれの息子は月齢が早い同い年の子と比べて出来ることが格段に少ない。4月生まれの子であれば、10か月のつかまり立ちをしている頃におぎゃーと産まれてきたわけですから当然です。

だから、決してほかの子と比べることはせずに、できたときに思いっきり一緒に喜んで少しずつ自信を付けさせていこうと思っていました。

私が、「少しずつ、できるようになるよ」と言っていたからか、まだ好きになりきれないプールに向かう前は「すこしずつ、すこしずつ・・・」と自分に言い聞かせている姿

もみられます。

 

HSCの子の自己肯定感を高める方法として、子育てラボに紹介されていたので引用します。

①指示や口出しをせずに、できるだけ見守る。
②無理強いをしない。急かさない。圧力を加えたり、叱ったりしない。
③その子に合ったやり方やペースを尊重する。
④良いところは褒める。ただし、褒めながら誘導することは控えめに。子どもを褒めることは子どもの自己肯定感を育むうえで大切だが、子どもを褒めることに誘導が加わると、親や大人のイメージ通りになるように仕向けるという意図が加わることになるため、これが日常化した場合、子どもの主体性(自分の意志・判断によってみずから責任をもって行動する力)が育ちにくくなる恐れがある。
⑤ほかの子と比べたりしない。
⑥いざという時の逃げ場所や落ち着ける場所を確保しておく。
⑦疲労が溜まらないうちに早めに休憩を取る。
⑧嫌だったこと、怖かったことなどに対して、その時の気持ちを受け止めてあげる。うまく言葉にできないうちは、泣くことで解放させてあげることも大事。その時も優しい気持ちで見守ってあげると、徐々に落ち着いてきて元気になることが多い。
⑨苦手な場所・苦手なこと・苦手な人を子どもと共に確認して、苦手なものからはっきりと距離を取らせてあげる。あらかじめ苦手であろうことには近づかないか、後回しにするなど、事前に打合せをしておく。
⑩子どもを人手に預ける、子どもを園や習い事に通わせるなど、子どもを母親から離そうとする時に、それを嫌がっていたり、15分以上泣き続けていたり、いったん泣きやんでもまたぐずっていたりするようなら、見合わせる。

共感力が高い子どもだからこそ、一番身近な存在である母親がその気持ちの揺れ動きに寄り添い、共感することが大切なんですね。(もちろん、時に背中を押してあげるのも大切ですが)

 

「みんな一緒に」を良しとする教育現場が多いと思いますが、少しでもHSCの子供への理解が深まり、教育者や周りの人がその子に寄り添い、「生きづらさ」を感じる子供が少なくなることを願います。

 

知ることで楽になれた!

 

今回の気付きで、これまで息子を育ててきて感じた不安やもやもやがグッと楽になれたような気がします。

外で他の子のように走り回ってはしゃぐことがない息子(家ではうるさいほどですが)。

 

私の育て方で、神経質になっちゃったのかな?

とネガティブに考えてしまう日もありました。

 しかし、HSCは生まれながらに持ち合わせたその子の個性

 

子どもには一人ひとり個性があります。得手不得手も千差万別。

一般的な育児書を真似してみても、自分や、我が子に合っていなければ意味がない。

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育児書を熟読(するフリを)する2歳児(笑)

 

実際に、HSCの特徴を持つ子は感受性が鋭い分、アーティスティックな側面や創造性に長けているという見解もあります。

特性を弱みとして捉えるのではなく、表裏一体となる長所に目を向けることでHSCの子はものすごい力を発揮します。

 

もちろん、子供自身の人生。必要以上に親が介入しすぎることは避けたいですが、我が子の長所を伸ばすために少しでも多くの種を蒔いてあげたい。

 

気付かせてくれたママにゃ~ごさんに感謝!

ブログ自体もとても素敵なんです。私も、誰かに「このブログに出会えて良かった!」といつか思ってもらえるようになりたい、とブログ運営自体も見直すきっかけにもなりました。

 

あんまりハードルあげないようにこれからも頑張ります(笑)

 

また、関連書籍で勉強した後他記事でまとめたいと思います(^^)