ワーママ しろくまっこ の日常

日常の些細なコトが気になる一男一女のアラサーワーママ。

産後鬱?授乳中に急に不安、悲しみが襲ってくる理由は科学的根拠があった!

こんにちは、しろくまっこです。

 

1人目を完全母乳で育て、今回も絶賛母乳製造中の私。

 

授乳中って、イメージ的には幸せホルモンがダバダバ出そうなものですが、私の場合はまつたく逆。

むしろ、漠然とした不安感、モヤっとした気持ちが襲ってきます 

産後の疲れのせいかな、、とは思っていましたが調べてみると案外『授乳中だけそう感じる』という話がチラホラ。

 

幸せであるはずの授乳の度にそう感じてしまうのは辛いですよね・・

 

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授乳中に突如おとずれるモヤモヤ&不安感の正体は

私の場合は、娘がおっぱいを吸い始めたその瞬間~3秒間くらいその感覚が襲ってきて、そのあとすーーっと引いていきます。

長男の時は、もっと長かったような…とにかく、言葉には言い表せない、漠然とした不安感なんです。

ネットで調べてみても、同じように感じている人が多く、当時も「私だけじゃないんだ…」と、安心したものです。

 

・ホームシックにかかったような寂しい気持ち

・社会から取り残されたような孤独感・虚無感

・ズーンと心と体が重くなり絶望感に襲われる

と感じる人もいるようです。すべて、わかるわかる!!とうなずいてしまいました。

 

 

得体の知れない感情は「不快性射乳反射」というホルモンの急降下?!

日本ではまだあまり研究が進められていないそうですが、アメリカでは多く症例の研究がされているようです。

 

おっぱいが張る直前、とてつもなくズーンと落ち込むそうです。その不快な気持ちは例えるのが難しく、とにかく落ち込む。気力がかなり落ち、何もかも嫌な気持ち、絶望感に落ちる。他に、虚しい、悲しい、時々辛すぎて涙が出る、死にたい、気持ち悪いなど身体的な面ではドッと汗をかき食欲不振、喉が異様に乾くなど。

授乳中の嫌悪感はホルモンのせい?不快性射乳反射の原因と対処法をまとめてみました! | うちの子PENGUIN

 

日本名では、不快性射乳反射と呼ばれる症状だそう。

おっぱいをあげるときに、多幸感をもたらす神経伝達物質であるドーパミンの分泌が急降下することによっておきる不快感を指します。

 

プールの着替えのあの不安感もホルモンの影響?!

この感覚、どこかでも感じた事があるような・・・

ホルモンの影響と聞いて、遠い昔、同じような感覚に襲われたことを思い出しました。

それは、プールの着替え中!!!

私は3歳から12歳までスイミングスクールに通っていましたが、教室が終わり更衣室で着替えているときに毎回襲ってくる不安感&家に帰りたいような寂しい気持ち。

当時は、その気持ちのせいで「スイミング行くと悲しい気持ちになるから、行きたくないな…」と感じていました。

実際のところはわかりませんが、これもホルモンの影響だとしたら当時の自分に会いに行って教えてあげたいくらいです!!

そうしたら、もっと水泳が好きになれていたかもしれません。

 

授乳中はプロラクチンというホルモンが分泌される

 

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引用元:http://rikei-ikuji.com/

母乳を"作る"ホルモン、プロラクチン②母乳量の調節

 

さて、話が横道にそれてしまいましたが…

もう一つ、この不思議な感情に繋がると思われる原因を突きとめました。

それはプロラクチンというホルモンの影響!!

赤ちゃんがおっぱいを吸うことで、

①吸てつの刺激が脳に伝わり、

②プロラクチンが分泌

されるんですね。

 

プロラクチンの血中濃度は授乳30分後がもっとも高くなります。

次回の授乳のために、赤ちゃんの飲む量に応じて、母乳の量も調整されるんだから、母体って本当にすごいです!

産後数週間は、赤ちゃんが飲みたいときに、飲みたいだけ飲ませる頻回授乳が推奨されるのはこのためなんですね。

産後間もなくはうまく吸えなかったり、一度にあまり飲むことができなかったとしても頻回授乳を行うことで、母乳の分泌量が増えていきます。

 

これは私の個人的な見解ですが、①の吸てつの刺激が脳に伝わる瞬間が、気持ちがモヤ~っと暗くなる原因なのではないかと勘繰っています。

 

プロラクチンは外部への攻撃性を高めるホルモン?!

(女性の場合)母性行動誘導、(だが同時に赤ちゃん以外の存在に対する)敵対的行動の誘発、攻撃性を強める。夫に対しても攻撃的になる。免疫応答、浸透圧調節、血管新生などに関わる。

プロラクチン - Wikipedia

プロラクチンは、基本的に乳腺の発達や、妊娠維持、母乳の生成の作用がありますが、その他の作用として、赤ちゃん以外の存在に対する敵対的行動の誘発・攻撃性を高めるホルモンなのです!

おっぱいを吸われ、脳へその刺激が伝わり、ホルモンを分泌する過程で無意識に、目の前にいる赤ちゃんを愛しく思えば思うほど、「この子を守らなくちゃ!」という母親としての使命感が働き、今後の育児への漠然とした不安感となって襲ってくるのかな…と思います。

いわば、授乳中の不安感は母親としての子を守る本能からくるものなんですね!

 

これからは、授乳中の3秒間のモヤモヤも、

「あ~・・・きたきた、プロラクチンちゃんと分泌されてるなぁ。ドーパミンも急降下・・してるしてる!!」

くらいに受け止めていきたいですね。

 

これは、実際に授乳をしているママでないと、理解しがたい感情だと思います。

旦那さんに対して攻撃的になってしまうのも、ちゃーんと科学的根拠があったんですね(笑)

 

授乳期間は子育て期間の中でもほんの一瞬

1人目は完全母乳で11カ月の時に卒乳しましたが、終わったあとに振り返ると本当にあっという間。二人目を妊娠する前は、もう二度とおっぱいあげることはないんだな…ってしみじみ寂しい気持ちにもなりました。

 

本当に女性の体は神秘的で、ホルモンの影響に振り回されることもしばしば。

嫌になるときもありますが、こうして科学的な根拠があることを知れるだけで、『自分だけじゃないんだ』と、上手に付き合うことができるかもしれないですね。

わたし自身も、きっと最後であろう授乳の時間を悲しい気持ちだけで終わらせないために、今知れてよかったと思います。 

これも、ブログをやっている特権!かもしれません^^

 

 ↓こちらの記事も書いています♪

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