「マミートラックに乗りたい」は悪いこと?育休復職後の働き方を考える
こんにちは、しろくまっこです。
現在2人目出産を控えている私ですが、
早くも、復職後の働き方について悶々と考える日々です。
同じく、働く女性であれば、
「マミートラック」や「ゆるキャリ」、「バリキャリ」という言葉を耳にする機会も多いのではないでしょうか。
今日は、そんな育休復職後の働き方について考えてみたいと思います。
時短勤務でもフルタイムでも、「マミートラック」は避けられない?!
育児短時間勤務とは3歳に満たない子どもを養育する労働者が利用できる制度です。
例えば、もともと8時間勤務の人が短時間勤務を選択して1日6時間勤務に変更した場合、通常の25%である2時間分の労働時間が減ります。
育児と仕事の両立を目指す私たちにとって、この制度はとてもありがたいものですが、給与もこれまでの75%分しかもらえないケースがほとんどです。
例えば出産前額面28万円の給料だったものが、21万円、手取りにするともっと少なくなります。
賞与に関してもしかり。
加えて、新たにかかる保育料。
市区町村によって保育園の月額利用料は異なりますが、
共働きフルタイムであった夫婦の場合、5~7万円の保育料、
2人預けるとなれば、10万円程の保育料がかかり、
仕事をしてお惣菜や外食に頼ることが多くなると考えると、
時短勤務した妻の給料はわずかしか残らない…ということもしばしば。
おまけに、任される仕事は出産前に比べ事務的な仕事…ということもあり、
「何のために仕事を続けるのか」
「小さい、一番かわいい時期にそばにいたい」
と、出産前にバリバリと出世コースを走り、仕事にやりがいをもっていたワーママほど、復職後まもなく退職を選択するケースも少なくないと言います。
たとえ実家の援助や、夫の協力が得られ、時短制度を使わずフルタイムで踏ん張っていたとしても、子供の急な発熱による早退や、残業ができないという理由から責任ある仕事から遠ざかり、会社からの「戦力外通告」を暗に感じたり。
残業ができる同僚や後輩に仕事を任せ、定時に帰らなければならない後ろめたさ。
どちらを選択しても働くママはストレスを抱えがちです。
そして、こうして出産前はバリバリとキャリアを積んできた女性達が
出産・育休復帰を機にキャリア形成を諦めてしまう現象が
「マミートラック」と呼ばれています。
あえて“「マミートラック」に乗る″という考え方
育児のために働き方を変えるのは、決してネガティブではない、
そんな考え方も近年は増えてきました。
復職後は出産前とのギャップに戸惑い、日々のストレスから
仕事を辞めてしまいたい、と感じることも少なくありません。
(実際の私がそうでした。だいたい1か月に1回はその波に襲われ、転職サイトを見たり、夫君に愚痴をこぼしたり。)
でも、辞めてしまう前にもう一度、考えたいのが
「子どもに本当に手がかかる時期は、長い人生の中で思うほど長くはない」
ということ。
現在、2歳のイヤイヤ全盛期、ママにべったりな息子ですが、4年後には友達と遊ぶ方が楽しくなり、10年後には本格的な反抗期を迎え、舌打ちを浴びせられているかもしれません(悲しすぎる…)。
10年後、私は42歳。
そんな時、今の仕事を辞めていたら?
・時間が空いたのでパート勤務をするも、時給900円。フルで働いても手取りで20万円は難しい。
もちろん、ボーナスもなし
・自由になるお金が少ない
・子どもの教育費で家計は圧迫され、自分への投資は後回し
・正社員で復職することは年齢的にも厳しい
もし、今の仕事を続けていたら?
・フルタイムに戻り、給料も出産前よりも上がっている
(私の会社はそれほど昇給が見込めないので、ほぼ横ばいかとは思いますが…^^;)
・子どもも手を離れているので、生活リズムも安定し、定年退職まで安定的な給料を得られる
・自分の居場所を持て、自由になるお金も多いため自己投資が出来る
・家計に余裕もあるので休日は家族旅行にも行ける
・子どもが行きたい進路へバックアップが取れる
このように長い目で見たとき、子供が小さい時の大変な時間は「通るべき道」としてぐっと堪え、地味に見える仕事でも着実にこなし、周囲の信頼を保ち続けることが重要なのかもしれません。
周囲の人たちや上司の気遣いを「戦力外通告」と捉えるか「感謝」に変えていくか…
案外自分の気持ちの持ちよう。
つい、上司の言葉や仕事が終わらないもどかしさに苛立ってしまうことがある短気な私。
周りの人には「いつも冷静」「温厚」「怒らなさそう」とよく言われますが。。
感情があまり表に出ないタイプなのかもしれません^^;
私自身も、復職後は何より子ども優先で、でも自分の居場所も会社で見失わないよう、心がけたいです。
・・・そこに住宅ローンの残高がある限り!