ワーママ しろくまっこ の日常

日常の些細なコトが気になる一男一女のアラサーワーママ。

「経産婦はお産が楽」はウソ?!2人目出産レポ③完結

 こんにちは、しろくまっこです。

 

いよいよ2人目出産レポも完結です。

 

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 1人目に比べ、あまりにサクサク進む2人目のお産。

助産師さんにも、「すごく冷静ですね~」とお褒めの言葉?をいただいたりで「あれ?このままスッポンと産まれちゃう?」と淡い期待を抱きましたが、分娩室に入って10分ほどで打ち砕かれたのでした。。

 

 

促進剤の影響?人口破膜で?強烈な痛みは突然に

分娩室に入り、人口破膜をしたわずか10分足らず。急に猛烈な陣痛の波が私に襲い掛かりました。子宮口は9センチ。

ここで、院長先生が「次の痛みがきたら一回力んでみようか」と提案。

え…もう産めるの?と一瞬希望の光が見えましたが、急に言われて、力みかたが全くわからず。全く別のところに力を入れて踏ん張る私。まったく的外れな感じが自分でもわかるほど。

すると院長先生が、

「はい~わかりました。」と一言残して分娩室を去っていきました。

はぁ??何がわかったのか言ってから去ってくれ!!と怒りを覚えましたが、余裕がない。一気に余裕皆無になった私はパニック状態に。その怒りの矛先は隣でうちわを必死に仰ぐ夫君の元へ。

 

「(仰ぐのが)強すぎ!!」

「…ごめん」ちょっと凹む。

 

「ここ押して…(腰の辺り)」

「グッグッ」

「ちがう!!!押さないで!!!!」

「…」また凹む

 

「…」何も出来ず、もがく私を見つめる夫君。

「見ないで!!(思いっきり叩く)」

「…」もはや存在を消す

 

1分間隔でやってくる猛烈な痛みに息つく暇もありません。

治まっている間も、次の波が来るのが恐怖でもう逃げ出したい。

そこに、1人目の時にも感じた「ドドドド…」という産道を通ってくる振動を感じました。

 

「出てきそう…呼んできて…」

「わかった!おかあさん呼んでくる!!」

「助産師さん!!!!を!!!!!」

 

なんでこタイミングで母を呼ぶねん!と心で突っ込みを入れながら、最大級の陣痛の波と、今こそ力みたい感覚でもう限界でした。

 

子宮口は全開大。鮮明すぎる痛みの2人目出産

1人目の出産のときは時間こそかかったものの、徐々に強くなる痛みだったためここまで陣痛の波に恐怖を感じることはなく、むしろ分娩室に入ってからは麻酔をかけたような感覚でほとんど痛みを感じませんでした。陣痛の波の合間に爆睡し夢を見ていたほど(笑)

でも、今回は明らかに痛みの度合いが違う!いや、痛み自体は一緒なのかもしれませんが、意識が鮮明過ぎて、痛覚をもろに刺激してきます。

 

助産師さん登場。

子宮口を見ると全開大。

「もう赤ちゃんすぐそこまできてますからね~」と励ましてくれます。

「次の波で力んでください。おへそを見るように!おしりの穴を上に向けるイメージで!!口、閉じる!!」と明確に指示してくれるのがパニック状態になった私にはありがたかった。

私も敬語を使う余裕がなく、

「次は?」「どうしたら?」「あと、何分?」と子供のような質問を繰り返していたような気がします。

ソフロロジ出産のイメージもしっかりしてきたはずなのに。分娩室に入るまでは、「すごく呼吸上手ですね。赤ちゃん全然苦しくないみたい」って褒められてたのに…

いまや息を吸うとか吐くとか、そんなことを考えている余裕もなく、「赤ちゃんちょっと苦しそうです~」と、酸素マスクを付けられてしまい、情けなくて涙も出てきました。

何回力んだでしょうか。

「赤ちゃんの頭、でてきましたよ~触ってみます?」と助産師さん。

1人目のときは触れなかったので、ぜひ触ってみたい!!もうろうとしながらも頷くと、私の手を助産師さんが導いてくれます。

思っていたよりもずっと柔らかく、水風船のような感触。髪の毛もしっかり生えていて、「本当に、もうすぐ産まれるんだ」と一気に実感が。

(もう少しだ…もう、体がどうなってもいいから、どんなに痛くてもいいから、思いっきりいきまなきゃ!!)と、最後の力を振り絞りました。

すると、『にょにょにょ…』と赤ちゃんが出てくる感覚が確かにありました。でも、でも、それがものすごく!!痛い!!!

結局そのいきみでは出てこず、痛くていたくて、「いたーーーーーい!!!」!!!とド直球に叫んでしまいました。

次の波で…絶対に産む!!!とまた決意し、思いっきり…いきむ!!!!

すると、今度は、「にゅるるるるーーん」!!!

出てきたと同時に一人目以上に嬉しさが爆発して、私大泣き。(あとから聞いたら、夫君は分娩室に入ってからずっと、大泣きだったらしい。全然見る余裕なかった…)

それと同時に、(もう、これで終わりだ―――)と安心感に包まれました。

へその緒も切っていない状態の娘が胸の上に。

1人目よりもずっと紫色をしていて、目の辺りも腫れていて、やっぱり苦しかった様子。

でも、とっても元気!息子がうまれたときとまったく同じ顔をしていて笑ってしまいました。

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息子と娘…兄妹の初対面は??

 

産後の処置をしていると、息子が母に抱かれ分娩室に入ってきました。

その緊張した顔を見て、私はまた涙が溢れてきました。

じつは、分娩室に入った当初、息子に会いたくて、連れてきてもらおうかとも思いましたが、こんなに痛みもがく母の姿を見たらトラウマになるんじゃないか…と思い留まりました。この選択は正解だったと思う。それでも、何度も何度も痛みの中で息子の顔が浮かんで励ましてくれました。

息子は、「ママ―…」と甘えた声を出して抱っこをせがんできました。私の隣にいる赤ちゃんをのぞき込んで複雑そうな表情。

そりゃぁそうですよね。これからゆっくり、おにいちゃんになってね。

 

結局、促進剤を使って正解だった?

 

そう聞かれると、迷いますが、私は結果、正解だったと思います。

産みきったのが15時20分。そこから産後の処置をして個室の入院部屋で息子とも会って、話して、一緒にゆっくり夜ご飯を食べることが出来ました。

二人目の出産は、上の子のことを第一に。万が一、またあの決断の時に戻ったとしても同じ決断をしていたと思います。

付き添いの夫君も、前回のお産とは比べ物にならないくらい身体は疲れていないと言っていました。なにもできなかった…とかなり凹んでいましたが^^;

私も、余裕がなくなってからのヒドイ対応をあとからしっかり謝りました(笑)

これが、促進剤を使っていなかったら、今頃まだ陣痛室だったかも…と思ったら、産後の体力の回復も早いし、そのぶん痛みは強かったかもしれないけど、結果オーライ(3人目は、もういい!と決意しましたが)。

少し、会陰は切れてしまったようですが、円座クッションを使うほどでもなかったです。促進剤を使うことで出血量が増えるとも同意書にありましたが、前回は580mlで多量だったのに対し、今回は350mlで普通量だったようです。

同じく、同意書内にあった、「黄疸」についても大丈夫でした。

ただ、素人目でみての失敗は、最低ラインの10ml/時間からわずか20分ほどで倍量に増やされたこと!あのタイミングで一気に陣痛の感覚も、痛みも早まりました。あれがなければ、もう少し心構えもできてパニックにならなかったのではなかろうか…

 

息子の時ほど「産後ハイ」にもならず、現実に戻ってくるのも早く、すぐに日常モードへ。

個人病院ならではの豪華でおしゃれな食事を楽しみながら、わずかな入院ライフを満喫したのでした。

 

以上、2人目出産レポはこれにて完結です。

出産レポはどちらかというと自分の備忘録用に書いたものなので、あのときを思い出しながら、めちゃくちゃな文章になってしまいましたが…

読んでいただきありがとうございました!!

 

これから2人の子持ちワーママとして、育児の事、産後の体型戻しのこと、仕事との両立のことなどなど…読んでくれるみなさまに少しでも役立つ情報発信し続けられれば…と思っていますのでよろしくお願いします(^^)/