ワーママ しろくまっこ の日常

日常の些細なコトが気になる一男一女のアラサーワーママ。

人生100年時代・戸建マイホームが圧倒的有利?【マンション購入・賃貸と生涯支払額を比較】

こんにちは、しろくまっこです。

 

最近、TVや雑誌でよく見かける特集が

「人生100年時代が到来!」

というもの。

働き方やライフスタイル、保険の選び方などなどについて、多方面から特集が組まれていますが、これからの最良の居住スタイルを決定付けるものになるんでしょうか。

 

我が家ではすでに新築一戸建てを2年前に購入・4500万円ものローン(35年)を組んでしまっているので今更後戻りはできないですが・・・

 

www.shirokumakko.com

 

「人生100年」の今の時代に即した選択だったのか・・・

考察していきたいと思います。

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「人生100年時代」の到来で定年が伸びる?!

 

マイホームを検討したときによく言われるのが、

「住宅ローンの返済は定年退職までに完済できるように組む」ということ。

私たち夫婦は29歳の時に35年ローンを組んだので、完済は64歳…

現在は、一昔前の定年60歳説から、給与水準は下がるものの、65歳まで繰り下げようという考え方の企業が一般的ですよね。

しかし60歳のリタイアを望む私たちにはオーバーした返済期間でした。

そこは、繰り上げ返済を頑張り、なんとか60歳までの完済を目指そう!

と、当時奮起し、思い切ったローンを組みました。

しかし、「人生100年時代」の到来により、

人は少なくとも75歳まで現役で働かなければならない、と試算する専門家もいます。

そして意外にも(?!)「60歳以降も、働き続けたい」と答える人の割合が多いのだとか。

私も、夫君も、サラリーマンとして特に野望なく、どちらかというと家族の生活のために働いている夢のない人間なので、まったくその考え方に賛同できません。。

まぁ、確かに、60歳でリタイアし、100歳まで生きるのだとすれば老後は40年。

31歳の私が今まで生きてきた年月よりも更に長い年月を社会から離れて暮らす、というのは長い気もします。

何より、老後資金が持たない!

公的年金の受給金額と、現在の65歳以上夫婦の生活費の差額が平均5万5千円ほどということなので5.5万円×12か月×(100歳-65歳)=2500万円ほど老後資金が必要という計算です。

私たちの時代にはさらに受給金額が減るので、さらに多く見積もった方がよさそうです。

そこで、iDeCoなどの登場により、公的年金に頼らず、自分で老後資金を積立・運用する仕組みが推奨されています。

この「長すぎる老後」の到来を少しでも遅らせる事、つまり65歳以降も何かしらの形で収入を得る事が、老後資金不足に待ったをかける最善の方策、、ということでしょうか。

 

それでは、本題である「人生100年時代」の居住スタイルは、費用面でみると何が最善なのでしょうか。

 

今、30歳の人が生涯賃貸で暮らした場合、生涯支払額はいくらか

 

大好きな、たられば試算のコーナー!

30歳時点、夫婦+子2人という場合で試算したいと思います。

 

※家賃相場は、あくまでも地方住みの我が家の場合ですが。。都内となると試算がだいぶ下回ってしまうのでご了承を。

ライフスタイル①結婚~こどもが独立するまでの22年間

 

4LDK 家賃10万円(駐車場代・2年に一度の更新料など含む)

10万円×12か月×22年=2,640万円

【この時、30歳だった夫婦は52歳。子供も就職したので子供部屋は不要。間取りの少ない部屋へ引っ越し】

ライフスタイル②こどもが独立~65歳までの13年間

 

2LDK 家賃8万円(駐車場代・2年に一度の更新料など含む)

8万円×12か月×13年=1,248万円

【この時、夫婦は65歳、仕事も定職を離れ、収入も減ってきたので車を手放し、利便性の高い中心部へ引っ越し。】

ライフスタイル③65歳~90歳までの25年間

 

1LDK 家賃7万円(2年に一度の更新料含む)

7万円×12か月×25年=2,100万円

【90歳以降は、施設に入る選択肢も。住居費としては90歳までで試算終了とします。】

 

ライフスタイル①~③の合計金額は5,988万円でした。約6000万円です!

 

4500万のローンを組んだ戸建マイホーム派との差は1500万円となりましたが、

固定資産税などの年間支出が8万円/年平均とすると8万円×60年=480万円。

計4980万円。差は約1千万円。

新築だった戸建も90歳時点では築60年…大幅なメンテナンスを強いられるのは確実です。

その時、1千万円で収まるのか、、、

また、郊外戸建の場合、車を所有していないと不便になるのもネックです。

 

賃貸の場合、ライフスタイルによって都度築浅の物件に住み替えられるというのが最大のメリットですよね。

しかし、70歳時点で賃貸契約を結ぶ難しさや、潤沢な貯えがない限り、月7万円という家賃の支払いは精神的に落ち着かなさそうです。

 

マンション購入の場合は、ローン完済後も管理費・修繕費を支払続ける

 

では、私が今でも「こっちの選択肢の方が良かったかな?」と思い続けるマンション購入はどうでしょう。

こちらも、30歳時点で新築、または築浅分譲マンションを3500万で購入、70歳以降もリノベーションなどを行い、90歳まで住み続ける、、という試算でやってみます。

(実際、築60年のマンションってどうなのか??という疑問はひとまずスルーでお願いします)

70歳まで住宅ローン完済+90歳までの諸費用の支払い

 

住宅ローン 3500万円

管理費・修繕費・駐車場代・固定資産税含む諸費用 3万円/月平均×12か月×60年=3780万円

計6780万円

やはり、建物代とは別の、管理費・修繕費の部分の負担が大きいですよね。

しかし、マンションの場合は利便性の高い物件を購入し、子供が独立時点の52歳(築22年)で売却⇒住み替えという方法もとれるので、賃貸の次にライフスタイルに合わせ、住み替えができるというメリット、そして賃貸に比べ、設備の整った分譲マンションに早くから住める、というメリットもあります。

 

費用のメリット 戸建>賃貸>分譲マンションだけど・・・

 

不毛な試算にお付き合いいただいておきながら申し訳ないのですが、

やはり総合的にみて、一概に戸建が良い!とか、賃貸が良い!と比較できるものではありませんでした^^;

これが、購入VS賃貸論争に終着点のない所以ですね。。。

でも、一番は、「住居において、自分が一番大事にしたいことは何か」を早い時点で見定めること。

我が家の場合は、それが「マイホームを持つ事の安心感」、「郊外戸建でのびのび子育てをすること」でした。

これは、もしかしたら他の人には最優先事項ではないかもしれない。

でも、「納得のいく選択だった」と、10年後、65歳の時、もしかしたらまだ現役かもしれない80歳の時、思えたらいいなと思います!

 

これから将来の選択をしようとするみなさんがいれば、マイホーム購入=自分と、家族の人生を考えるまたとない機会だと思うので、ぜひトコトン話し合いをして、後悔のない選択をしてほしいと思います!!!

 

それにしても、人生100年は長い・・・

今後のワーママとしての働き方、はたまた資産の作り方、健康寿命の伸ばし方についても考えていくきっかけとなりそうです。