一人目出産記録①【~陣痛室編】 微弱陣痛でお産が進まない・・・壮絶な痛みとの戦い
こんにちは、しろくまっこです。
今日は一人目の息子を産んだ時の体験記【〜陣痛室編】をお届けします。
陣痛の痛みは色々な表現がありますよね。男性には耐えられない痛みとよくいわれます。
私は妊娠中の体重増加が17㎏と、理想の体重増加を大幅に超えてしまっていたので難産が予想されました。
予定日超過がこんなに辛いなんて
お腹の子は特に大きすぎるという事もなく、順調に育ってくれました。
出産予定日も間近になると、気持ちもそわそわ、夫君の両親からも毎日の様に『そろそろか!』という連絡が入ってきました。
しかし、予定日を迎えても、次の日も、そのまた次の日も平和に1日が過ぎていってしまいます。
周りには、
『きっとお母さんのお腹が心地よくて出てきたくないんだね~』
なんて励まされていましたが、予定日にはもうわが子を抱く気まんまんだった私は焦りから日に日にネガティブに。
周りの『まだ?』という期待が重圧に変わり、日中はいつも暗く、涙を流しながら過ごしていました。
そしてネットで『予定日 〇日超過』と毎日数字を変えて検索しては、同じ思いで出産に臨んだ先輩ママの声をきき、なんとか自分を安心させようとしていました。
(子ども生まれたらゆっくりできないから、今のうち!という声が多かったです。その時はそう思う余裕はなかったですが、今思うと、もっとマタニティライフを満喫すれば良かったです汗)
今後、周りで出産が近い友人がいても、予定日付近に連絡をとるのはやめよう、と誓いました。職場にも、予定日1週間くらい遅めで伝えておけばよかったなぁ~なんて考えていました^^;
予定日7日超の早朝、腹痛で目覚める
待ちにまった陣痛がやってきました。
それまでの前駆陣痛とは違う痛みで、一瞬で陣痛と気付きました。
懐かしの生理痛の様に、ズーンと腰が重くなる感じ。
もう、不安とか怖さよりも嬉しさが勝っていました。
すぐに10分間隔になり、病院に電話するも、
『7分間隔になったらまた連絡下さい』と切られる。
仕方なく夫君と撮りだめしたモヤモヤさまぁ~ずを6回分くらい観て、気付けば夕方。徐々に痛みも強くなり、18時に病院に腹ごしらえ(焼肉弁当)をした後向かいました。
入院手続きが終わり、子宮口の開きを見てもらうとまだ1㎝。
『今日中には生まれないね~』なんて言われ、陣痛室に移動しました。
その頃はまだ、ウトウト眠りにつけるくらい。カーテン越しに聞こえる他の妊婦さんのうめき声にドキドキしていました。
22時頃から痛みは増しました。
この時の痛みは、下痢の痛みの様な、とりあえずトイレに行ってスッキリしたい!という感じ。でも実際に這いつくばってトイレにいくも何も出ないを繰り返していました。眠るのも辛くなってきた頃です。
深夜2時、結構開いてきている感覚があったので再度子宮口をみてもらうと、
『まだ3㎝ですね~』
・・・え?もう1㎝だったときから8時間も経ったのにまだ3㎝??
軽い、いやかなりの絶望感に襲われました。
『私このまま産めないんじゃないか・・・誰か外れてもいいからあと〇時間って励まして・・・』
夫君はベッドの横で睡魔に負けウトウトしています。
強まる陣痛 ゴールはすぐそこ?
その後は尿意と合わせて吐き気にも襲われ、採っていた水分のほとんどを戻してしまいました。トイレにいけば陣痛に襲われ動けず、横になろうと思えば吐き気に襲われ・・・色々漏れそうになってトイレに這う・・・を繰り返していると、朝方4時頃、それまでとは全く別物の、猛烈な痛みに変わっていきました。
例えるなら、おしりの内側から『ドドドドドドド!!!!』とドリルをあてられているような感じ。
その時のうごめくような音(実際には出ていませんが)と振動は今でも忘れられません。
放っておくと腸やらなにやらが出てきそう、ヤバイヤバイヤバイ!!!
ウトウトしている夫君を叩き起こし、おしりをテニスボールで思いっきり押してもらいました。
それでも、夫君の力をもってしても内側ドリルの勢いは止まりません。
『何か出てる!!!』
意識が朦朧とする中ナースコールを押す私。
しかし他のお産の真っ最中で2回ほど無視される。怒りにも似た感情が溢れだす寸前でしたが、もはやこの思いをどこにぶつけたらいいのかもわからずただもがき苦しむ私。
『もう腕が痛い・・・』という夫君の弱音に怒りをぶつける余裕も全くありません。
そこに母が登場。気付けば面会が可能な朝7時をまわっていました。
『がんばれがんばれ、もう少し』
と強く腰をさする母の手がすごく偉大に思えました。苦しいのに変わりはありませんが、気持ちがすぅーと落ち着くような、不思議な感じ。
それでも痛みは増す一方なので、3回目のナースコールを鳴らすと同時に助産師さんが分娩室へ迎えにきてくれました。
やっと産める…
時間は朝8時。入院から14時間が経過しました。孤独に長い夜を過ごした陣痛室から出られることが嬉しくて、私は憔悴しきった心の中で微かなガッツポーズをしていました。
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